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犬の病気|僧房弁閉鎖不全 

2019.01.08

年老いたワンちゃんが一番かかりやすい心臓病です。

左の心房と心室を分ける弁を「僧帽弁」と呼びます。

この僧房弁がうまく閉まらなくなり、血液が逆流してしまうのが僧房弁閉鎖不全です。

 

僧房弁閉鎖不全にみられる症状

・咳が出る。血液が全身に行きわたりにくくなるので、疲れやすくなる。

・酸素が取り込めず、呼吸困難になり、食欲がなく落ち着かずに眠れない、苦しそうな呼吸をする、お座りをして首を伸ばすなどの症状がみられます。

 

診断

聴診やレントゲン検査、心エコー検査。心臓の形の変化や、血液の流れの異常を見つけ出します。

 

治療

外科手術か内科療法になりますが、外科手術は高度な設備と技術が必要になるため、専門病院をご紹介します。
一般的には内科療法が基本になり、お薬を飲むことで、血管を広げ、血圧を下げたり、心臓の筋肉の変性をおさえたり、心臓の収縮を手助けしたり、肺にたまった液体をおしっことして体の外に出す治療になります。これらは心臓を治しているわけではなく、負担を下げていることになるので、加齢とともに徐々に悪化したり、体に急激な負担をかけてしまうと、急変することもあり得ます。

 

飼い主さんが気をつけること

用法容量をきちんと守って欠かさずお薬を飲ませてあげること、普段から安静を心がけること、味の濃い食事は与えないようにすることが大切です。

犬の病気|僧房弁閉鎖不全 

@肨m点

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<2019年1月更新>